投資・トレード

手法だけを真似しても勝てない理由(思考の土台ができていない)

今回はトレードにおいて勝ち組トレーダーの手法を真似しても勝てない理由について説明していきます。

なぜ手法を真似しても勝てないのか

トレードで私たちがすることは至って簡単です。

買うか
売るか
何もしないか

この3つの単純な行動だけです。しかしこの単純な行動が故に世の中には勘違いを起こす負け組投資家が大勢います。
彼らはスポーツや楽器の演奏などと違ってとプロの取引を真似できると錯覚するのです。しかし買ったり売ったりするだけにもかかわらず現実はその結果が大きく異なるのです。

ではその理由はなぜでしょうか。
それは人間はお金がかかっていると思考が歪められてしまい合理的な判断ができないのです。そして次のような行動をとってしまします。

ロジックとは違うポイントで損切りをする(速すぎても遅すぎてもダメ)
もうそろそろ逆行しそうと勝手に決めつけ利益が出ているにもかかわらず手仕舞ってしまう。

例えエントリーポイントは勝っている投資家と同じでも、取っているポジションの含み益や含み損が変動すると感情的になり誤った判断を犯すのです。

では感情的になる負け組投資家と合理的な判断を淡々と下すことができる勝ち組投資家の間にはどのような差があり、また負け組投資家が勝ち組投資家に近づくにはどうすればいいのでしょうか。

勝ち組投資家と負け組投資家のギャップ

結論から言いますと、この両者では思考の前段階が全くと言っていいほど異なります。

勝ち組投資家はこれまでの相場で培ってきた経験やインプットしてきた知識によって、何をしたらいけないのか、どのように振る舞うべきかということを潜在的に認識しているのです。つまり考えるまでもなく正しい判断を淡々と下すことができ、値動きに感情が揺さぶられることもないのです。

勝つために必要な行動とは?

この領域に到達するために必要な行動はずばり勉強と検証です。

まずは初めに勉強についてです。これは繰り返し書籍を読むことでも良いですしその知識をアウトプットすることでも良いでしょう。もしくは普段の取引で気づいたことのメモを取りそれを繰り返し見返すことでも良いです。ここで大切なのは「繰り返し」という部分です。繰り返しこれらのことを行うことによって、マーケットですべきこととしてはいけないことが潜在意識に刻み込まれていくのです。これによって例えどんなロジックの手法を使ったとしても、その都度相場に合わせて修正を繰り返し、そのロジックに従った”正しい取引”ができ勝ち続けることが可能になります。

次に検証についてです。この記事では勉強にフォーカスして説明することがメインですので検証については軽めに触れていきます。
これをすることで自分が使っている手法が本当に機能するのかという疑問を取り除くことができます。人間は確固たる裏付けがあればその通りに行動がしやすくなり、これが手法の検証をすれば規律を守りやすくなる理由です。

まとめ

最後に大切なポイントをまとめておいきます。

・繰り返し勉強することで適切な思考の土台が築かれる
・自分だけの確固たる投資哲学を持つことが大切

今回の話が少しでも皆様のお役に立つことを願っています。

この記事にある考え方の指針となる書籍

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